2.流通対象の多様化

素材流通の多様化

  • 東日本大震災により合板工場が甚大な被害を受け、素材販売の途が閉ざされたことから、新規受け入れ工場の開拓、内航船利用による広域流通など、販売先の確保・拡大に努めました。その後、合板工場も復旧し、結果として販売先は大震災以前より多様化しています。
  • 東北地方で稼働している木質バイオマス発電所に燃料用木質バイオマスの供給を行っています。
  • 原木等の写真送付により相談を受け付けるサービス『フォトソリューション』等により判別や判断に困った際の解決をサポートしています。
  • このように製材用から合板用、製紙用、木質バイオマス発電用まで、多様な樹種・規格の素材の流通に取り組んでいます。
合板用材、バイオマス用材の生産

写真送付による相談サービス『フォトソリューション』についてはこちら

未利用木質資源の有効活用

  • 小径材・低質材等の土木用資材や発電燃料への利用を進めるとともに、林地残材の有効活用に向けて低コストで効率的な搬出システムの実証に取り組んでいます。

効率的な原木輸送の追求

  • 原木輸送は、組合員や運送会社のトラック・トレーラーによる山元から工場への直送が主体ですが、内航船による広域流通も行っています
  • 素材生産業者と運送業会社との連携強化や。帰り荷の確保等実車率の向上を図るなど、効率的な原木輸送システムの構築を進めています。
トレーラーによる輸送
内航船による広域輸送

合法木材の普及と産地の明確化

  • 合法木材等供給事業者の認定団体として、当該供給事業者の認定を行うとともに、合法性、持続性の証明された木材( 合法木材)の普及に努めています。
  • 発電用木質バイオマス証明、岩手県産材証明など、出材元の明確化、分別管理の徹底等により、産地・由来が証明された素材や木質バイオマスの販売に取り組んでいます。

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合法木材等供給事業者認定研修会