被害を受けるのは、本州ではナラ類であるが、九州ではシイ類やカシ類にも発生する。 ナラ類の中でも特にミズナラへの被害が多く、枯死する割合も高い。 最初に被害を受けるのは、その付近で最も大きな木であり、これを中心に被害が拡大して集団被害に発展する。 被害が発生しているのは、以前に薪炭林として利用されていたが炭焼きの衰退に伴って放置された広葉樹林である。 また、シイタケほだ木として太すぎるためさらに放置されたミズナラやコナラの大径木が中心となって被害が発生している。
マツノザイセンチュウを病原体、マツノマダラカミキリを媒介昆虫として蔓延している松くい虫被害(マツ材線虫病)と極めて似ている。
⑥ 被害対策 この被害は、東北地方の広葉樹林を構成するナラ類を枯らすことから、里山の景観、シイタケ原木や薪炭生産、 良質な内装材となるミズナラの生産などに大きな影響をもたらす危険がある。 被害対策の研究も進行中であるが、まずは被害の実態を把握することが最も肝要である。 (図1、写真1~3は岩手県林業技術センター提供) |
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(図・写真提供:佐藤平典氏 無断転載を禁じます) |
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